【おしゃれな外壁に】人気の外壁とお家に合った配色を専門家が解説
私たちi-sumu塗装は屋根・外壁塗装を専門で行っています。
そんな私たちが、経験を通して代表的な外壁材と、お家の外観にあった配色をご紹介します。
それではまず、代表的の外壁材です。
代表的な外壁材の種類【3選】

日本で使用されている外壁材は大きく分けて3種類です。
- 窯業系サイディング
- モルタル
- 金属系サイディング
まず一番多い外壁材は「窯業系サイディング」。
およそ80%のお家の外壁材で窯業系サイディングが使われています。
続いてはモルタル。
セメントと砂と水でできており、職人の手作業により塗られます。
3つ目が金属系サイディングです。
近年ではガルバリウム鋼板が人気。
その他には、ALCやタイルなどがあります。
次に3つの塗り替えデザインをご紹介します。
窯業系サイディングの塗り替え例を3つご紹介

はじめに、窯業系サイディングの塗り替えデザインについてご紹介します。
窯業系サイディングとは先に述べたように日本で一番多く使用されている外壁です。
そして、石柄や木目調、タイル調など質感や色、デザインがとても豊富となっています。
2、3種類の異なるサイディング材を組み合わせる方法もあり、それにより塗り替えの種類も複数にわたります。
ここではクリア塗装と単色塗装、多色塗装の3つをご説明します。
【クリア塗装】 既存のデザインはそのままに
クリア塗装は今の外壁のデザインや色はそのままで透明な塗料を塗る方法です。
今の外壁材の色やデザインにご満足している、変えたくないという方に向いていますね。
また、クリア塗装の特徴としては、塗装をするとツヤや光沢を与えることができます。
尚、ツヤや光沢が好ましくない場合は光沢を抑えた「ツヤ消し」も。
塗装する効果としては、耐久性を高めたり、劣化の抑制があるでしょう。

【単色塗装】 一色で全体を塗装する
単色塗装はその文字のとおり一色で塗装することをいいます。
これまでと同じ色で塗り替えるのもいいですし、思い切ってイメージを変えるために全く違う色にするのもの良いです。
色の決め方については「お家の色決め・色選びでお悩みの方へ!ここでしか知ることができない色決めポイントをご紹介!」をご参考にしてください。
一種類のサイディングの外壁であれば、色、質ともに統一感が出ます。
また異なるサイディング材を使用した外壁は、同じ色で塗装すると見た目の質感の表情が異なり、これまでとは違う雰囲気が味わえる面も良いですね。

【多色塗装】 同じ外壁で2色以上で塗り分ける
多色塗装は2色以上の異なる色で塗装することです。
塗り分ける基準としては、異なるサイディングで塗り分けることが一般的。
よく見かける塗り分けとして、建物を上下2つに分け、下のサイディングには濃い(重い)色を塗装し、下のサイディングには薄い(軽い)色を塗装するという塗り分けがあります。
さらにベランダや玄関周りが外壁と異なるお家をよく見かけます。
このようにベランダや玄関周りと外壁の色を変えて塗装するということもあるのです。
色分けの方法は多岐にわたります。
- 同系色でまとめるで落ち着きのある雰囲気に
- 濃淡2色のグレーを組み合わせてメリハリをつける
- 白と黒でシンプルに
- 白とネイビーで北欧風に
こういった二色を組み合わせることを「ツートンカラー」といいます。
また、1階と2階で異なるサイディング材を使用する場合、普通は横割りで色分けします。
しかし外壁の一部を縦に割り、異なるサイディングを組み合わせてアクセントをつける方法もあったり。
このような外壁にはそのサイディング分けに従って色分けすると自然でまとまりが出るでしょう。

モルタル外壁の塗り替え
モルタルは1980年頃まで多くの住宅で広く使われていました。職人による手作用で塗られて、塗り方や筆種類などによりのさまざまな模様やデザイン、表情を楽しむことができます。
モルタルはいくつかの塗り方があります。
1、リシン仕上げ:モルタル外壁でもっともよく使われる塗装方法です。塗料を混ぜたスプレーガンで吹き付けて、ザラザラした表面を作り出す方法です。
2、スタッコ仕上げ:こちらも専用のスプレーガンを使用し、合成樹脂やセメントなど混ぜて吹き付けたり、ローラーやコテを使用して塗ったりします。
3、吹き付けタイル仕上げ:こちらも多くのお家で使用されている塗装方法です。デコボコした表面が特徴です。
4、左官仕上げ:左官職人によるコテを使った仕上げになります。熟練した職人の技術が求められます。様々な模様、表情を作り出すことができます。


リシン仕上げ
スタッコ仕上げ


吹き付け仕上げ
左官仕上げ
01モルタル外壁の表情、質感を活かした塗装
モルタルは上記4つの塗装方法があり、それぞれ異なる表情や模様が特徴です。その表情や模様を活かすために塗り替えでは、比較的濃い色は使わず模様が分かるくらいの濃さの色で塗装するとよいです。濃い色で塗装してしまうと、モルタル独特の味わいが分かりづらくなってしまい、遠目で見た時にのっぺりとした印象になってしまうことがあります。

02サイディングや幕板と色を変えて塗装する
ひとつの建物の外壁でモルタルとサイディング、部分的に幕板を使用していることがあります。こういった場合は、モルタルの色とサイディングの色を変え、さらにアクセントなるように幕板の色をモルタルとコントラストの色にすると全体的にデザイン性が高まりオリジナリティある外観にすることができます。

金属系サイディングの塗り替え
金属サイディングは塗り替えるというよりは新たにサイディングやモルタル外壁の上から重ね葺き(カバー工法)することが多いです。※金属サイディングでも錆防止・補修などで塗装することはあります。
近年ではガルバリウム鋼板という金属サイディングが人気を高めています。丈夫で錆びにくく、見た目もシンプルでモダンで耐久性にも長けています。
以下はガルバリウム鋼板をはじめ、金属サイディングのデザイン性についてご紹介します。
縦ストライプ柄でモダンな佇まいに
金属サイディングはストライプ柄が主流で縦と横で表情が変わります。まずは縦ストライプでのデザインについてになります。
写真のように縦ストライプの外観はすっきりしていて、シャープでモダンな佇まいになります。画像のようにひとつの金属サイディングで統一すると高級感のある外観になります。

木目調サイディングと組み合わせる
縦ストライプの金属サイディングと木目調のサイディングを組み合わせ、無機質な金属の質感の中にぬくもりと温かさが調和され、独特な雰囲気となりデザイン性がアップします。

色のコントラストを出す
同じ縦ストライプでブラックとホワイトを組み合わせています。コントラストのある外観となり、スタイリッシュさが増し、一目置かれる佇まいとなっています。

横ストライプでのデザイン
金属サイディングの横ストライプになります。横ストライプにする場合、縦よりも太い幅のストライプを使用するとアメリカなどでよく見る樹脂サイディングのような雰囲気になり、縦ストライプより全体的に柔らかい印象になります。

縦と横のストライプ、色や材質の幅広い組み合わせ
縦と横のストライプを組み合わせるとデザイン性が増します。さらに色を変えてコントラストを出しスタイリッシュにしたり、同系色でまとめて全体的に統一された重厚感ある雰囲気にしたりと縦と横、色と材質など、さまざまな組み合わせを楽しむことができます。

ご自宅の外観デザインにあった配色パターン
ご自宅のお家のテイストにあった色合い(配色)をご紹介します。例えば、ナチュラルテイストのお家に重たいブラックや濃い紫、原色の赤色などを塗って外観の雰囲気と合わなくなってしまう。やや極端ですが、そのようなことにならないために、あくまで参考ではありますが、お家のテイスト、特徴、雰囲気にあった色合いをご紹介します。あくま参考ですので、決して紹介する配色以外が合わないというわけではありません。
01ナチュラル・可愛い系の外観
ナチュラルテイストのお家はもともとが優しい色合いの白や生成り塗られていることが多いです。また今の建築資材をベースにしながらも自然な素材を随所に取り入れ、お家全体として柔らかさや自然な素材感が感じるような外観になります。
そのようなお家には自然界にある草や木、土などの色合いに近い配色をすると良いです。

よく使われる色・素材:白、ベージュ、ブラウン、ダークブラウン、グレー、サイディング、モルタル、塗り壁、タイル、レンガ
02シンプルモダン・クール系の外観
シンプルモダンやクール系なテイストの外観とは、外観の装飾が少なく、すっきりとしていて、合理的かつ無駄のない形の建物のことを言います。比較的角ばった形をしており、無機質な金属系の建具と相性が良いです。
このようなテイストには、白や黒、グレーなどの無彩色と呼ばれる色と相性が良いです。

よく使われる色・素材:白、黒、ライトグレー、ダークグレー、ブラウン、ダークブラウン、木目調、サイディング、モルタル
03高級感・重厚感ある外観
高級感や重厚感のある外観とは昔ながらの日本的などっしりとした住宅や金属サイディング、鉄筋コンクリート造の建物になります。使われる色も外壁材の質感や雰囲気に合わせて、比較的落ち着いた色合いものが多いのが特徴です。

よく使われる色・素材:白、黒、グレー、ブラウン、ダークブラウン、コンクリート、木目調、金属サイディング、塗り壁
04和風・和モダンの外観
和風や和モダンな外観とは昔ながらの陶器瓦(あるいは瓦風の金属屋根など)で外壁はモルタルや塗り壁などで作られたお家です。今では木目調や石目調のサイディングを取り入れたり、縦格子のモダンな目隠しを組み合わせたり、形もモダンな四角い形を基調にしたりなど、デザインの幅がとても広い特徴があります。外壁や屋根の色はグレー系では卯の花(うのはな)や鈍色(にびいろ)、青系では群青(ぐんじょう)や濃藍(こいあい)、黄色系では鳥の子色(とりのこいろ)やくちなしといったような伝統食で呼ぶこともあります。
家の造りもさまざまで色の組み合わせも多種多様となります。

よく使われる色・素材:ベージュ、茶色、グレー、白、藍色、木目調サイディング、塗り壁、漆喰
最後に
いかがでしたでしょうか?私たちアイスム塗装では、日々たくさんのお客様のご要望やお希望に応えるため、お家の状態や特徴をはじめにしっかりと調査し、一番適した塗料や素材のご提案を差し上げることを目指しております。また、ここでご紹介したように外観のデザインや色決めについても、お話をじっくりと聞かせていただき、一番良いご提案ができるよう努めております。
さらに、なかなかサンプルや説明だけでは、ご自宅の塗り替え後のイメージが付きづらいことを踏まえ、無料で実際のご自宅の塗り替えをシミュレーションできる、「カラーシミュレーション」も行っております。

いつでもご相談、現地調査、お見積り、無料で承っております。気になることやお悩み、他社との相見積もりなど、どんなことでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。