外壁塗装業界って下請けばかり?望まぬ下請け工事を避けるには
外壁塗装を検討していくと、職人さんは必ずぶつかる疑問でしょう。
下請けが多い業界って聞くけど、実際はどうなの?と心配な方も多いはず。
今回は悪いイメージが付きまとう「下請け」について解説します。
◇外壁塗装は下請けの工事が全てNGではない!
一般的に「下請け」というと、非常に悪いイメージをお持ちの方も多いはず。
ニュースでゼネコンなどの大きな施工不良が見つかったときには、たいてい「下請けが作業したので分からない」と有耶無耶にされてしまうため、どうしても良い印象はないですよね。
でも、下請けだからすべてNGというわけではありません。
例えば月に数回しか行わない工事だったり、その施工のための工具や設備投資に費用が必要な仕事の場合は、適材適所に依頼する方が、安く正確な工事が出来ることも多いからです。
そして、実は外壁塗装というのは、下請けが多い。これもまた事実です。
それこそ塗装会社や、私たちのように専門で行っている会社はいざ知らず、通常のリフォーム会社では、月に10件も20件も工事があるということは稀だからです。
たまにしかない工事に、職人さんを自社で抱えるとなると、その分の人件費が必要になります。
当然日々のお見積もりの価格に反映させて、余分な利益を確保しなければいけなくなります。
お客様に適正な価格でご提示したいという思いは間違っていないでしょう。
だからこそ、下請けのすべてがNGとまで言い切ることはできないのです。
しかし、気を付けなければいけないポイントもありますので、簡単に解説します。
◇外壁塗装を下請け展開する会社で気を付けるポイント
下請け工事でも上手くいく場合と、やはりイメージ通り、失敗してしまうパターンがあります。
なかなか確率では表せませんし、仮に7:3で上手くいくと言われても、外壁塗装は100万円を超える工事。そんなギャンブルは出来ませんよね。
では、見積もりを取ったら外壁塗装を下請け展開している会社だと分かった場合、何に気を付ければ上手くいくでしょうか?
3ポイントでお伝えいたします!
1.下請け業者の名前を知らない
え?そんなこと?と思われる方が多いかもしれません。
でも、意外と多いのが、下請け業者の作業者の方、つまり親方の名前すら知らないというケースです。
いわゆる「丸投げ」を行っている会社の場合は、工事内容を聞いて予算を決めたら、あとは下請け会社にすべてを段取りさせてしまいます。
せっかく信頼して頼んだ会社・担当者だったのに、もはやその人は工事の誰とも関わることはなく、次の案件確保に全力を注いでしまいます。
結果として、伝達事項は抜け、現場での打ち合わせも出来ず、工事品質が低下してしまうのです。
親方ときちんと打合せを行っている方であれば、当然親方の名前は知っています。
それどころか、性格や得意な事、工事の思い出など、いくらでもお話ししてくれるでしょう。
もし名前も知らない工事業者に依頼しようとしていたら、要注意ですよ!
2.簡単な見積時まで親方を連れてくる
これはなんとなく逆のイメージをお持ちの方も多かったのではないでしょうか。
親方が来てくれれば安心だと思ったら、実はそこには大きな落とし穴があります。
それは、「親方の言い値で工事が進む」「不良施工の可能性も高くなる」ということ。
過去にトラブルがあったり、通常目にしないような劣化が発生している場合は、親方・メーカー同伴での見積は納得です。
しかし、どんな工事であっても、親方が一緒について回るような会社は、注意が必要です。
なぜなら、親方がついてくるということは、結局は親方が判断をしているということ。
裏を返せば、その担当者は外壁塗装の価格などを判断できない、ということです。
判断できない担当者は、親方の言い値に利益を載せただけで提示をしてきますし、当然知識も持っていません。
仮に親方が割高な提案をしていても、もしくは不良施工をしていても、全く気が付くことはないでしょう。
このままでは上手くいかないことは、もう説明も不要ですね。
3.下請け会社が責任を取る契約になっている
これは絶対に避けたいポイントです。
相手の会社と話していたつもりが、契約時に違う会社が出てきて、下請け会社と契約することになってしまうケースはまだあるそうです。
また、規約を読むと、「施工不良は実際の施工会社で治す」という意味の言葉が入っていたり、慣例的に下請けに責任を押し付けるような体制になっている会社もあります。
下請け会社にとっては非常に不利な契約ですので、依頼元である会社には逆らえないかもしれません。
依頼金額が低くても、そこから利益を出さなければ会社がなくなってしまいますので、いやいや手を抜いてしまう可能性もあります。
施主にとっても、そんな工事はしてほしくないでしょうし、下請け会社がなくなってしまえば、保証がなくなってしまうとなれば、とても不安な事態です。
下請け会社が施工するとしても、責任は会社が持つ。ぜひきちんと確認してみましょう。
◇下請け会社のまとめ。粗悪な下請け工事を避けるには
まず、下請け=悪であるという考えは捨てた方が良いでしょう。
実際、多くの会社は下請け会社との付き合いで、適正な価格をお客様に提示しています。
しかし、
1.下請け業者の名前を知らない
2.簡単な見積時まで親方を連れてくる
3.何かあった時の責任を、下請け会社が取る契約になっている
こういった会社には注意が必要です。
ちなみに、i-sumu塗装は「自社職人」と「専属契約」という体制を取り、
一貫してi-sumu塗装の責任で自社施工を行っています。
見積は経験豊富な診断士が行い、そのまま現場監督まで兼任する担当者一貫性。
確かな調査と高品質施工で、あなたのお家を守ります。
いま外壁塗装のお見積もりを検討されている方は、ぜひご相談ください!