夏を切り抜ける知恵袋vol.3 風が通り抜ける!エアコンいらず?エコ雨戸
エコ雨戸ってご存知ですか?通風雨戸とも呼ばれ、開閉できる羽根のついた雨戸です。丈夫なブラインドのような機能をもった雨戸なので、防犯性はもちろん、風も通るし、光も通してくれるので、一年中快適に安心して過ごす事が出来ます。今回はそんなエコ雨戸についてお伝えします。
エコ雨戸の仕組み
通常の雨戸のメリットは防犯と防風です。ガラス窓だけではガラスを割られて家の中へ侵入されたり、強風で物が飛んできて割れてしまったりすることを防ぐ役割があります。エコ雨戸は雨戸の役割はそのまま保持しながら、羽根(ルーバー)がついているので、ブラインドのようにすきまの角度を調整できます。畳一枚分の大きさで、約40枚の羽根がついていて、ルーバーの裏側のゴムパッキンが閉じたときに雨水の侵入を防いでくれます。閉め切った状態でもルーバーの角度を調整して、太陽の光や風を採り入れることができる仕組みになっているのがエコ雨戸です。
ここがすごいエコ雨戸!風と光をとりこめる!
閉め切ったらお部屋は真っ暗、網戸をふさぐので風も通らずジメジメあつ~い。
そんな今までの雨戸と違って、ブラインドのような羽根がついているので自然の風や光を取り入れる事ができ、便利に快適に使えます。また、蒸し暑い夏場の雨の時はルーバーを開けていても雨が室内に降りこまないので窓を開けていても過ごせるのも嬉しいポイントです。
◆鍵をかけながら外の風をとりこむ
寝るときに、エアコンの風があたるのが苦手なので、自然の風を取り込みたいという方はけっこういらっしゃいます。でも窓を開けて網戸だけで寝るのは不用心。とくに寝室が1階などにある場合は不安ですね。こんな時に役にたつのが、鍵をかけながら自然の風を取り込めるエコ雨戸です。見た目は雨戸なので侵入を断念させる大きな抑止力になり防犯にも優れているので安心です。
◆日射しをさえぎり冷房をセーブ
夏場の日中は、羽根の角度を調節して強い日差しをカット。日差しの角度を変えられるすだれのような効果ですね。室温上昇を防ぐのでエアコンの冷房効率に断然差が出て、電気代も節約できます。夜になったら窓を開けて、自然の風を取り入れても鍵付きの雨戸なので、防犯上安心です。
◆外の視線からプライバシーを確保
人通りのある道路に面していたり、お隣の窓と近かったりすると、外からの視線が気になるものですね。こんな時は羽根を閉じておけば安心です。隣近所のお宅や路上の人からの視線をさえぎってプライバシーを守ります。
◆ペットにもやさしい
室内で飼っているペットの体調を考えると、夏場の冷房つけっぱなしも避けたいものです。換気ができないのでペット臭も気になったりします。エコ雨戸なら自然の風を取り入れて常に換気ができるのが大きなポイントです。エアコンの使用は最小限にできて、ペットも飼い主も快適、安心です。
◆後付けできるので簡単に取り付け
今まで使っていた雨戸が古くなった。防犯や安全のために雨戸を取り付けたい。ワンちゃんを飼うことになったのでエコ雨戸を検討したい。そんな時でもエコ雨戸は簡単に後付けできます。古い雨戸と交換するだけなので、工事も短時間ですみ、リフォームに最適です。
◆開閉操作はとっても簡単
エコ雨戸には中央部分にあるレバーを左右に動かすだけで、軽い力でルーバーの開閉ができます。ルーバーの角度は0~110°まで変えられるので、お住いの状況や天気にあわせて調整できます。
◆設置場所に応じて種類が豊富
必要のない時にボタン1つで収納ができる通風電動シャッターや、収納スペースが不要なエコ引き違い雨戸、腰に負担のかからない横引き通風シャッターや、マンションなど窓の外側に設置するのが難しい場合は室内タイプのものもあります。取り付けスペースや、予算、既存の雨戸の有無などによってさまざまな種類のものがあるので、環境や状況に応じて選ぶことができます。
まとめ
エコ雨戸、いかがでしたか?雨戸にもいろいろなタイプがあるんですね~。
以前ネコちゃんのいるお客様がエコ雨戸をとりつけたのですが、これまでは網戸をこじあけて外に出ようとしていたところ、エコ雨戸にしてからは脱走の心配もなくなり、羽根を全開にしておくと、自然のそよ風がすーっと抜けていくので、今では窓際がネコちゃんの指定席になっています。飼い主もネコちゃんも安心して快適に過ごせるようになったという声をいただきました。目の離せない小さいお子さんやペットのいる方にもおススメですね。
ご使用中の雨戸の形状や、取り付け場所などによってさまざまなタイプのものがあるので、エコ雨戸に興味のある方は本格的な夏が来る前に、一度検討されてみてはいかがでしょうか?わたしたちi-sumu設計は、快適に夏を乗り切るためにお手伝いいたします。お気軽にご相談ください。
※写真出典:不二サッシ株式会社さま