【外壁に膨れや剥がれ!】どうしたらいいの?対処法と原因を解説!
ある日、自宅の外壁の一部が膨れていたり、剥がれていることに気づく!えっどうして?!と思い不安になる経験をされている、またはされた経験のある方もいらっしゃるかもしれません。今回は外壁の「膨れ」と「剥がれ」を発見した時の対処法と原因についてご説明します。たとえ発見してもあせらないことが大切です。
外壁の膨れ・剥がれの対処法
01.まずは専門の業者に診てもらいましょう
まず、「膨れ」や「剥がれ」を発見したら、外壁塗装を行っている専門の業者に調査してもらいましょう。
なぜなら、外壁の調査では、「膨れ」や「剥がれ」の原因がどういったものなのか、外壁の内部が原因なのか、塗装の施工が原因なのか、経年によるものなのか、といったように「膨れ」「剥がれ」の原因はさまざまです。
そういった原因を正しく調査したうえで、それに合った修繕方法を行わないと、また「膨れ」「剥がれ」を繰り返してしまいます。
また調査を依頼するときに気を付けることがあります。それは1社だけでなく多くて3社に依頼することです。なぜなら、調査と一緒に見積もりを出してもらうことが一般的です。その場合、1社だけだと、たとえ優良業者さんだったとしても、その調査内容が正しいのか、修繕にかかる費用が妥当なのかが分かりません。ですので、多くて3社に依頼することをおすすめします。
02.原因に合った補修工事を行う
01の調査で原因が明らかになったら、次はそれに応じた補修工事を行います。
原因はさまざまなものがありますが、結論としては外壁全体を塗装するといった修繕方法が一番好ましいです。
なぜなら、たとえ一部の劣化であっても、その周辺、あるいは外壁全体に同様の症状がいつ起きてもおかしくない状態だからです。
外壁は常に強い紫外線や雨風にさらされています。一部だけ特にそれらのダメージを受けやすいという場合もありますが、極端に偏るわけではありません。たとえ不具合が起きている箇所だけ補修しても、すぐに別の箇所で同様の症状がでる可能性が高いです。
以上のことから、一番安心で確実な方法としては、外壁全体を補修することです。
外壁の膨れ・剥がれの原因は?
原因01.経年による塗膜の劣化
外壁塗装の効果は塗料のグレードにもよりますが、多くの場合築10年ほどで塗料に含まれる外壁の防水効果となる「塗膜」が劣化し、効果を失ってきます。
そのことにより、徐々に強い紫外線や雨風が外壁に染み込み、内部からの湿気が塗膜を浮き上がらせることにより「膨れ」やそこからの「剥がれ」となります。
02.下地材と外壁との相性が悪い
塗装を行う際、工程として「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回に分けて塗装が行われます。
このはじめの「下塗り」がとても重要な役割を思っています。下塗りは外壁と塗膜の密着度合いを決める役割を担っています。
まず塗装を始める前に高圧洗浄で外壁をキレイに洗浄します。そして、汚れやカビなどをしっかりと洗い流した後に下塗り(下塗り材)を塗布していきます。
この際、外壁にあった下塗り材を選ばないと、その後の中塗り・上塗りがちゃんと定着せず、想定される耐久年数よりも早くに劣化が始まります。
想定していた耐久年数よりも早くに劣化が始まってしまった場合は、はじめの下塗りに使用する下地材が外壁に合っていなかったという原因が考えられます。
03.下地処理が不十分であった
次に下地処理が不十分であった場合です。
前述のとおり下地材を塗るためには高圧洗浄でしっかりと外壁をキレイにする必要があります。この時、仮に洗浄が不十分であった場合、落としきれなかった汚れやカビの上から塗装することになります。そうなると、そこからさらにカビが成長して塗膜を浮き上がらせることに!
また、特に凸凹の多い外壁はケレンという古い塗料を手作業ではがし、凸凹を無くし塗料が付着しやすくする工程がありますが、この作業が不十分だった場合も同様に下地材がしっかりと密着せず、膨れの原因につながります。
04.塗料を乾燥させる時間が不十分だった
塗料には塗り重ねるために必要な「乾燥時間」が定められています。これは天候や環境などによって多少変動します。この乾燥時間が守られず、塗料が乾ききらないうちに次の塗料を塗り重ねてしまうと、施工不良となります。しっかりと乾燥時間をとって塗り重ねを行わなかったことが原因で剥がれやすく劣化しやすい状態となることに。
以上が代表的な「膨れ」「剝がれ」の原因となります。このように同じ症状であっても原因はさまざまです。一般の方では判断が難しいので、もしご自宅の壁に「膨れ」や「剝がれ」を発見したら、専門の業者に相談してみましょう。
「膨れ」「剥がれ」を放置してくと、どうなるのか?
「膨れ」や「剥がれ」は見た目だけでなく、塗り替えの重要なサインでもあります。「少しくらい見た目が悪くてもいいかな…」と放置しておくのはとても危険!
特に「剥がれ」が発生すると、その周辺もとどんどん同じような症状がおこります。そして、やがては外壁のあちらこちらに発生します。
剥がれた範囲や箇所が多くなれば、そこから雨水が入り込み、家の内部の構造体や木部にまで水分が浸透し、雨漏りや内部結露、耐久性の低下、腐食にも繋がることも。
以上のことから、決して「膨れ」「剥がれ」を発見したら、放置せずに、できるだけ早い段階で業者に診てもらうことをおすすめします。
早期発見・早期対処が費用を抑え、お家を長持ちさせる秘訣です!
いつでもお気軽にご相談ください。
いかがでしたでしょうか。このように外壁の「膨れ」「剝がれ」にはさまざまな原因があります。ご自宅の外壁に「膨れ「「剥がれ」を見つけた場合は、できるだけ放置せず、専門の業者に調査を依頼しましょう。
私たちアイスム塗装では、いつでもお家の屋根・外壁に関するお悩み、疑問、ご相談を承っております。
今回のような「膨れ」や「剥がれ」以外にも、どんな些細なことでも気になることがあったらお問い合わせください。下記お問合せフォーム、またはお電話にて受け付けております。
ひとりでも多くの方のお役にたち、お喜びいただけるよう取り組んでおります。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。