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さいたま市の屋根・外壁塗装専門 i-sumu塗装

屋根瓦の漆喰(しっくい)の補修は必要?!プロが見る勘所と補修方法とは?

公開日:2020年3月9日

屋根の上、漆喰の塗ってあるところをじっくり確認する機会は、日常ではなかなかありませんね。どこにあるのだろう?と思われる方もいるかもしれません。瓦と瓦の間を埋めている白いところが漆喰です。

屋根瓦の漆喰の補修が気になった原因は何でしょう?天気予報で強い勢力の台風が近づいてきて、瓦が飛ばないか心配?屋根から何か白いものがパラパラと降ってきたから?近隣のマンションからご自宅の屋根を見て、あれ?と思ったからでしょうか?

実は、屋根の上で漆喰が塗ってあるところは、雨水が直接当たらないところです。漆喰が崩れている=雨漏りとはなりません。すでに雨漏りしていて、それは漆喰がはがれていることが原因なのではないか?とお考えになったのでしたら、そこ以外も含めた屋根全体の点検をなるべく早く業者に依頼した方がよいでしょう。原因は他にあるかもしれません。

屋根瓦を固定しているのは何?

台風対策として瓦が飛ばないために塗り替えを、とお考えの場合、漆喰が瓦を固定しているのではないことを知っておきましょう。瓦を固定しているのは葺き土(ふきつち)です。

瓦と瓦をつなぐ役目はこの中心部に盛られている葺き土(ふきつち)が担っているのですね。

また、棟部分は屋根の合わせ目をふさぐ役割を持っています。棟部分に使用される板状の瓦を熨斗瓦といいますが、これを何段か角度を調整しながら積むことで、屋根の頂上部分の排水がうまくいくようになっています。漆喰の場所は、雨水の勢いや風の吹込みにより水が回り込むことはありますが、雨の日にはいつも直接雨水が当たる、そんな位置ではないのです。

では漆喰は何のために?

雨漏り対策ではなく接着剤でもない漆喰。白くてきれいですし、ただの飾りなのでしょうか?

そんなことはありません。以下、順を追って説明します。

漆喰が主に使われているのは、棟と屋根平面の境目です。

棟に使われている熨斗瓦(のしがわら)の屋根平面に接する部分は直線になっています。一方、屋根平面には波上の瓦が並びます。そのため、熨斗瓦と波上の瓦が接する部分に隙間ができることになります。かまぼこの断面のような形状ですね。隙間からは棟の接着土台となる葺き土が、直接雨水にはあたりませんが、剝き出しになります。そこで漆喰を塗り、葺き土を守る役割を持たせているのです。大切な葺き土のカバーをしているということになります。

正しい補修方法

たかがカバー、されどカバー。

屋根の漆喰がはがれていてもすぐに雨漏りの原因にならないことがわかりました。しかし、大切な葺き土を守る役割があります。崩れていることがわかったら、焦らず適切に補修を依頼しましょう。

職人による補修工程は次のようになります。

1:古い漆喰を取り除く

 古いものを残したまま新しい漆喰を厚塗りすると、新しく塗った漆喰がしっかり定着しません。葺き土が見えるまで丁寧にしっかりとはがします。

2:葺き土を整える

 葺き土に劣化がないか確認し、問題がなければ整えます。葺き土は棟の瓦の土台となる部分です。ここが劣化していたら、カバーだけきれいに整えても意味がなくなってしまいます。

3:漆喰を塗る

 棟の一番下の熨斗瓦より内側に新しい漆喰を塗ります。厚塗りにならず適量で塗り終えることが大切です。熨斗瓦より外側まで厚塗りすると、瓦から漆喰に当たらず屋根に落ちるはずの雨水が漆喰を通してしみ込んでしまいます。漆喰は完全防水の素材ではないので、内部の葺き土に雨水が浸透してしまいます。したがって、「熨斗瓦の内側に適量塗る」ことがとても重要になります。しっかりとした技術がないと難しい工程であることがわかりますね。

ご存知ですか?かわらぶき技能士

漆喰の寿命について、一般的には20年くらいと言われています。瓦屋根の補修のタイミングは20年から30年。少し早めに点検を行い、漆喰の補修と瓦屋根のチェックを行うとよいですね。また、瓦を屋根に葺く仕事である「かわらぶき」は技術と知識が必要です。信頼できる業者を見つけるポイントは、国家資格である「かわらぶき技能士(1級から3級まであります)」の資格を有する職人がいるかどうか、作業工程を明確に説明できるかどうか、となります。費用が安いからという理由で安易に漆喰の補修を依頼してしまうと、それが原因で雨漏りにつながってしまうことも。これまで何の問題もなく生活していたのに、ちょっとした補修を「今ならお安いから」という理由でお願いしたために、雨漏りにつながってしまった!そんなことにならないためにも、信頼できる業者や相談できる専門家を見つけておけるとよいですね。

 

私たちi-sumu設計は、専門スタッフが多く在籍しております。安心の点検から必要最低限の補修まで、ご要望に応じて対応可能です。お悩みやご相談ごとお気軽にお問合せください。

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