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外壁塗装工事に欠かせないシーリング補修の手順を写真付きで解説!

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シーリング材とは?

シーリング材とは、建物の防水性や気密性を保持するために外壁やサッシ枠などの継ぎ目・すき間に充填するペースト状のものです。シリコン系・ウレタン系・油性系などがあり、シーリングガンを用いて充填します。

現在の日本のお住まいにおいて、その多くが窯業系サイディングの外壁材を採用しています。窯業系サイディングはセメントを主成分とし繊維質材を加えた外壁材ですが、デザインやカラーバリエーションの豊富さなどから多く選ばれ、現在の住宅外壁の主流となっています。

サイディングボードのサイズは幅50cm、長さ300cmほどで、それを組み合わせ張り付けていき外壁が作られます。そのため、必ずボードとボードの間に目地が生まれます。この目地にはシーリング材(コーキング材)が充填されます。

このシーリング材が持つ特性やその役割はどのようなものがあるのでしょうか。

シーリング材の役目とは?

①サイディングの伸縮を緩衝

セメントが主成分である窯業系のサイディングは、水分を少なからず吸収します。そのため、窯業系サイディングは水分や湿気を吸い込むことで伸び、乾燥することでまた縮むといったように湿潤乾燥で伸縮を繰り返してしまうという特徴があります。シーリング材はそのサイディング自体の伸縮を緩衝するという役目をもっています。

②地震時の揺れの吸収

その成分からもわかるように窯業系サイディングは非常に硬く作られています。パネル同士のすき間がなかった場合、地震のような強い揺れに対してパネル自体の強さで衝突しあい破壊してしまうことになります。そのため、目地を設け弾性に富んだシーリング材を充填することでその衝突の力を吸収させています。

③サッシまわりの防水

サッシまわりにはシーリング材にて防水処理がされています。サッシ以外にも繋ぎ目や配管まわりにもシーリング材にて水の浸入を防ぐように施工されています。

シーリングが劣化する理由は?

シーリング材は目地に充填されており目立つことはありませんが、外壁と同様に雨風・紫外線などの自然現象のリスクにさらされています。そのため経年での劣化は避けられません。

シーリングの劣化はほとんどの場合、可塑剤(かそざい)の染み出しが原因です。可塑剤とは弾性をもたせるために添加される薬剤のことで、ゴム製品やコーキング材・シーリング材に多く含まれています。

経年や自然現象にさらされることで可塑剤が分離し染み出します。表面ににじみ出た可塑剤はべたつきをもたらし、汚れが吸着しやすくなります。さらに可塑剤が表面で乾燥した後は弾性を失い痩せて硬化が進みますのでヒビ・亀裂・裂けなどが発生します。

要注意!シーリング材の劣化サイン。

・表面に汚れが付着

劣化によって可塑剤が染み出し、そのべたべたした部分に汚れが吸着してしまった状態です。

シーリングの痩せや硬化

可塑剤がもたらす弾性を失ってしまった状態のシーリングは痩せて硬化していきます。目地に対してしっかりと満たせていないシーリングはその防水の役目も失っています。

・ひび割れ・亀裂

痩せ・硬化が進みひび割れや亀裂が入った状態です。表面のみでなく内部にまでひびが深ければ雨水の侵入の恐れにつながりますので、注意が必要です。

・剥がれ

痩せて硬化が更に進みシーリング自体が剥がれてしまうとすき間が発生します。サイディングへの雨水の染み込みはもちろんのこと外壁内部への雨水侵入も疑われます。

・剥落

完全に硬化し、目地部分から崩れ落ちるようにボロボロになってしまう状態です。シーリング材としての役目はまったく果たせていません。早急な補修などの対応が必要な状態です。

シーリング補修工事

工事は2種類

●打ち替え

既存のシーリング材を剥がして撤去し、新しくシーリング材を充填する工事です。

基本的にはサイディング同士の目地に対しては打ち替えで補修は行います。

●増し打ち

既存のシーリング材はそのままに、その上から新たにシーリング材を充填する工事です。

サッシ回りや窓枠の部分など、既存のシーリング材の撤去が難しい部分に関しては増し打ちで補修することが多いです。

外壁の塗装と同時に行う場合の工事

●先打ち

まず先にシーリングの打ち替えを行い、その後シーリング部分も含めて外壁塗装をおこないます。

シーリング材にも塗装されるので劣化を抑えることにつながりますが、弾性があるがために表面の塗膜が割れることもあります。そのため見た目にやや難がある場合もあります。

●後打ち

まず外壁の塗装を行った後で、シーリングの打ち替えを行います。シーリングには塗装がされません。

シーリング材の表面に塗膜の割れが起こりませんが、塗膜によるコーティングがないため傷みは比較的早くなってしまいます。

シーリング材の接着方法

●ワーキングジョイントの場合

ワーキングジョイントとは、動きがあることが前提のつなぎ目部分のことで、サイディング同士のつなぎ目などがこれに当たります。

この場合、サイディングの側面の部分だけに接着させる2面接着という方法をとります。底面に接着しないようにバックアップ材などを挿入したうえでシーリングの充填を行います。底の部分に接着させると伸縮を吸収する柔軟性が制限されるため、このような方法が選択されます。

●ノンワーキングジョイントの場合

ノンワーキングジョイントとは、サッシ周りやコンクリートの継ぎ目など動く事がほぼないことが前提のつなぎ目のことです。

この場合は伸縮の柔軟性のことは考慮せず、シーリング材の防水機能をしっかりと保持すべく3面接着を行います。

シーリング補修工事!その手順は?

窯業系サイディングのシーリングを先打ちで補修する工事の施工の流れをみていきましょう。

①点検

シーリング材を目視で点検確認していきます。裂けていたりひびが入っている部分を確認していきます。

②養生

目地を残しサイディングの端に養生テープで養生を施します。シーリングがサイディングの表面に付着しないようにすることが目的です。

③既存のシーリング材の撤去

傷んだ古いシーリング材を撤去していきます。カッターなどで切り込みを入れてから引っ張ります。しっかりと撤去することで新しく充填するシーリングの接着を高めます。

④プライマー塗布

サイディングの側面部分とシーリング材の接着力を高めるためにプライマーを塗っていきます。刷毛を使い、サイディングの小口までしっかりと塗り込んでいきます。

⑤打ち替え

サイディング同士の継ぎ目にシーリング材を充填していきます。その後、ヘラで均一に伸ばしていきます。

⑥養生撤去

シーリング材がある程度固まったのを見計らって養生テープを剥がしてきます。完全に固まってしまうとテープが固着してしまうため乾き切らないうちに行います。

⑦打ち替え工事完了

シーリング材が十分に固まると補修工事の完了です。

いかがだったでしょうか。シーリング工事は現在のお家のメンテナンスには欠かせない部分です。

失敗しない工事を送る為にも知識をつけていると今後の10年後のお家の状態は安泰かもしれませんね。

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