【2020年】外壁塗装の相場が知りたい!費用相場と見積書の見方と注意点を習得!賢く予算を抑えて最大40万円お得に!
ご自宅の塗装工事を考えたとき外壁塗装の費用相場が分からなく調べる方が多いです。また、すでに見積もりを取ったけど、その金額が適正なのか分からず相場を調べれる方もいらっしゃいます。今回は外壁塗装の費用相場と見積もりの詳しい内訳や見方、さらに注意する点と賢く工事費用を抑える方法をご紹介します。ここでしか得られない豆知識もご紹介しますので、ぜひ、これからの外壁塗装ご検討の際に、お役立てください。
外壁塗装の相場はいくらか?
以前別の記事でも書かせていただきましたが、外壁塗装工事の相場は、一般的な戸建て住宅30坪前後の家で60万円~130万円です。平均で約110万円になります。相場金額に影響するのは、塗装する面積の塗布面積/㎡数や選ぶ塗料の種類、外壁材、劣化状況(劣化の度合いに応じて修繕が必要となる)、付帯部への塗装や修繕(雨どいや雨戸など)など、色々な要因により金額が変動します。
以下は外壁塗装の費用相場価格表になります。ぜひ、ご自宅の大きさと照らし合わせてご参考にしてみてください。
坪数 | 塗布面積㎡ | 費用相場 |
30坪 | 100㎡~120㎡ | 約60万円~110万円 |
40坪 | 140㎡~155㎡ | 約115万円~125万円 |
50坪 | 165㎡~180㎡ | 約125万円~135万円 |
60坪 | 200㎡~215㎡ | 約130万円~150万円 |
70坪 | 215㎡~230㎡ | 約140万円~160万円 |
※坪数に対して塗布面積に幅があるのは、同じ坪数であっても玄関や窓のサイズや数によって塗装できる面積が異なるためです。
外壁塗装の見積書の見方と注意点
次に塗装工事の内訳になります。主に塗装工事は5つの要素で成り立っています。
1、はじめに現地(ご自宅)の調査・点検
こちらに関しては多くの業者さんが無料で行っております。
2、足場仮設・撤去代
塗装を行うために必要な建物の周りに仮設する足場の運搬費・組立費になります。
3、現場養生や高圧洗浄など
工事を始める準備として、塗料飛散による汚れ防止の養生や塗装する建物を洗浄する高圧洗浄代などです。
4、材料費
シーリングや下地補修の材料、建物を塗装する塗料の材料費などです。
5、人件費
お客様と打ち合わせを行う担当者と実際に塗装する職人さんの人件費になります。
以上が基本的な塗装工事の内訳となっております。以下は参考の見積書になります。
内訳 | 面積 | 単価 | 合計 |
外壁塗装 | |||
足場 | 216.6㎡ | 600円 | 127,560円 |
飛散防止ネット | 216.6㎡ | 200円 | 42,520円 |
高圧洗浄 | 126㎡ | 200円 | 25,200円 |
塗料代シリコン | 30,000円 | ||
下塗り | 126㎡ | 700円 | 88,200円 |
中塗り | 126㎡ | 700円 | 88,200円 |
上塗り | 126㎡ | 700円 | 88,200円 |
諸経費 | 35,000円 | ||
合計 | 524,880円 |
見積書を提示されると、ついつい見積額ばかりに注目してしまいがちですが、実は、見積書には信頼できる業者かどうかを見極めるポイントもたくさん詰まっているのです。
このようにどういった項目がいくら掛かるのかが細かく記載されている見積書かどうかを確認しましょう。不明な点や疑問な点などは遠慮せず業者さんに質問して解消しましょう。
見積書を手にしたら、まずは「材料(塗料)費」と「工事費」が分けて記載されているかをチェックしましょう。
「一式」表記の見積書には注意!
下図のような項目の詳細がわからな「一式」表記の見積には注意が必要です。
なぜなら、材料(塗料)費と工事費が一緒になっている「材工一式」の見積りにすると、どんな材料(塗料)をどれだけ使うのか、材料(塗料)費や工事費はそれぞれいくらなのか、といった詳細な情報が曖昧になります。
この曖昧さを利用して、本来必要な材料(塗料)の量を間引いて不当に利益を得ようとするなど、なんらかの工作をしようとする心ない業者も存在しているのです。そのため、見積書は材料(塗料)費と工事費が分けて記載されてある、「材工分離」の形式でもらうのがオススメです。
塗装する塗料の使用量は決まっている
実は塗装する面積に対しての塗料の使用量(塗布量)はメーカーによって定められています。塗料には、本来持っている性能を発揮するための塗膜の厚さ(塗布厚)があり、メーカーによってその塗膜の厚さに応じた塗料の使用量が決められているのです。通常、見積書では計測したお家の塗布面積に応じて選んだ塗料の塗布量を算出して提示しております。
しかし、業者さんによっては知識不足などにより正しい缶数の塗料を使わず、薄く塗ってしまうことがあります。
では、この塗布量はどのようにして確認すればよいか?
それは塗料の「缶数」から算出することができます。以下はその算出の計算式になります。
例えば、塗装面積が150㎡の場合、使用する塗料は何缶必要なのか?
まず、使用する塗料のパンフレットに記載されている①塗布量/㎡と②容量(1缶の容量)を確認します。この場合、塗布量は0.25~0.35kg/㎡なので、平均の0.3kg/㎡とします。そうすると以下の計算式になります。
0.3kg/㎡(①塗布量) × 150㎡(塗装面積) = 45kg
塗装に必要な塗布量は45kgとなります。
さらに缶数を算出するために、45kg(使用塗布量)を1缶の容量16kgで割り出します。
45kg ÷ 16kg(1缶)= 2.8缶
正しい缶数は2.8缶となります。
見積書で必要塗布量を知りたいときは、以上の計算で必要缶数を算出し、塗布量および缶数をどのくらい使用するのかを業者さんに質問して確認してみましょう。
塗料別の相場価格
外壁塗装ではご自宅の外壁材や劣化状況、ご予算、ご希望などにより選ぶ塗料が異なります。金額も塗料の性能や特徴によって変わります。安価だけど色のバリエーションが豊富であったり、高価だけど色数はが、耐久年数が20年以上であったり、遮熱性能を備えていたりなど、一言に塗料と言っても多種多様な塗料があります。ここでは代表的な塗料とその相場、さらに塗料の特徴をご紹介いたします。
塗料の種類 | 単価(㎡) | 特徴 |
アクリル塗料
耐久年数:6~8年 |
1,000円〜1,200円 | 30年以上前に普及した塗料。お手頃な価格でカラーバリエーションが豊富で扱いやすい塗料。耐久性が低く、すぐ塗り直しが必要となるため、近年ではあまり採用されない。 その反面、一般の方でも扱いやすく、DIYなどで使うことが多いです。 |
シリコン塗料
耐久年数:10~15年 |
2,500円〜3,500円 | 外壁の塗り替え塗料でもっとも多く使われている塗料。価格と耐久性、性能のバランスから見て、コスパに優れている。また、取り扱いメーカーも多く、カラーバリエーションや機能もさまざまでお家の特徴に合わせて選べる。初めての方には安心してオススメできる塗料。 |
フッ素塗料
耐久年数:12~20年 |
3,300円〜4,500円 | 耐久性や耐熱性、撥水性に優れている塗料だが、価格がやや高め。頻繁に塗り替えができない商業施設に向いている。一般住宅にも向いているが、価格面から屋根などの太陽光や紫外線が強い部分に使用して、外壁はシリコン塗料などを使用して使い分けると良い。 |
無機塗料
耐久年数:15~20年 |
5,000円〜5,500円 | 一番の特徴は耐久年数が約20年と、他の塗料と比べて長い。無機塗料は外壁にとても細かいガラスをコーティングするようなイメージ。成分には石やガラス、レンガなどの無機物質が含まれている。紫外線に強く色あせや劣化しにくく、美観を長く保つことができる。価格は高めですが、長期的にみると1度のメンテナンスで長持ちできるので、品質と価格のバランスを重視する方にはオススメ。 |
遮熱・断熱塗料
耐久年数:15~20年 |
5,000円〜5,500円 | 遮熱塗料は熱を反射して室内の熱の侵入を抑制します。
断熱塗料は外気の熱や冷気を防ぎ、同時に室内の温度を逃がしにくくする。 維持費がかからず、屋根塗装も行えてお得。断熱塗料は遮音・消臭機能など遮熱塗料より機能が多いため、価格がやや高くなる。また、暑さ対策を優先するのであれば、熱を反射する遮熱塗料がおすすめ。 |
重要!塗装面積計算は「坪数?」or 「㎡数」?
よくチラシなどで目にする「¥0,000/坪」という料金の表記があります。これは決して一概に間違いとは言えませんが、注意が必要です。なぜなら、坪数では正確な外壁面積は出せないからです。
どういったことかというと、坪数での計算は延べ床面積で算出しますが、延べ床面積は同じであっても建物の形状は1軒1軒違います。
同じ大きさの建物であっても、玄関や窓の大きさ、数などにより塗る部分が多かったり、少なかったりすることが多く、結果として外壁面積は異なる場合が多いです。
玄関や窓は塗装出来ませんので、そうした塗装できない部分も考慮しなければなりませんが、坪数では把握することができません。
従って、チラシや広告で目にする「¥0,000/坪」という金額表現は、目安になりません。
正確な塗装面積を調べた上で、見積りを出してくれる業者さんにお願いしましょう。
塗装工事の費用を抑える方法
大きな金額となることが多い外壁塗装ですが、場合によっては予算を賢く抑えることができます。
台風などの被害では火災保険が適用される
台風や大雪などの被害では工事費のうち一部、または全額を火災保険で賄うことができる場合があります。火災保険は「火災」という文字がついているため、火災による被害にしか適用されないと思っている方がいらっしゃいますが、実は火災をはじめ風災、雹災、雪災、落雷、水災など色々な災害に適用されます。ただし、ご加入の保険内容により異なります。
台風などの強風は風災となります。屋根の一部が破損したり、飛散したり、また大雪での被害は雪災となります。大雪により雨どいが歪んだり破損したり、屋根に積もった雪が落ちてカーポートが割れてしまったりした場合、火災保険が適用され、工事費の一部を保険で賄うことができます。
手順としては被害があった際、弊社のような専門業者に現地を調査してもらい、修理・修繕の見積書をもらいます。そして工事を依頼する業者を決め、その業者さんから見積書と被害箇所の写真もらい、保険会社へ申請します。申請が通れば保険金が支払わるといった流れです。
助成金・補助金でお得に工事
外壁塗装の工事では、条件を満たせば自治体などからの助成金・補助金を使える場合があります。上限金額は10万円~20万円ほどでが多いです。条件としては、窓や屋根、外壁の断熱工事となります。窓では二重サッシなどが対象となります。屋根・外壁に関しては、「遮熱・断熱塗料」を使用した塗装工事が対象となります。
遮熱・断熱塗料を使用すると建物の断熱効果を高めることができ、省エネに繋がり、電気やガスの節約になります。もし、ご自宅の塗装工事をご検討していたら、遮熱・断熱塗料もお考えになってもよいかと思います。
他の塗料よりも価格は上がりますが、耐久年数や夏涼しく、冬温かい、光熱費も節約できるといったメリットもありますので、じっくりご検討くださいませ。
手順に関しては、各自治体により異なりますので、自治体のホームページや窓口、または地元や近所の業者さんなどに問い合わせみてください。
もちろん、弊社にもお気軽いご相談ください。
住宅ローン減税で最大40万円お得!
住宅ローン減税は新築のみならず中古住宅や持ち家の増改築やリフォームにも使うことができます。
リフォームや増築の場合は次のいずれかの工事に該当していることが必要です。
◆住宅ローン減税を使用する場合には、次の条件を満たさなければいけません。
1.減税を受けようとする人自身が、住宅の引渡し日から6ヵ月以内に居住すること
2.特別控除を受ける年の合計所得金額が3,000万円以下であること
3.対象となる住宅の床面積が50平方メートル以上であり、床面積の2分の1以上が自身の居住用であること
4.対象となる住宅に対して10年以上にわたるローンがあること
5.居住用にした年とその年の前後2年ずつを合わせた計5年間に、居住用財産の譲渡による長期譲渡所得の課税の特例といった適用を受けていないこと
※国税庁「No.1213 住宅を新築又は新築住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)」
◆リフォームや増築の場合は上記適用条件(新築住宅)の他に、次のいずれかの工事に該当していることが必要です。
1.増改築、建築基準法に規定する大規模な修繕または大規模な模様替え(壁・柱・床・はり、屋根または階段のいずれか1つ以上)の工事
2.マンションの専有部分の床、階段または壁の過半についておこなう一定の修繕・模様替えの工事
3.家屋・マンションの専有部分のうちリビング、キッチン、浴室、トイレ、洗面所、納戸、玄関または廊下の一室の床、または壁の全部についておこなう修繕・模様替えの工事
4.耐震改修工事(現行の耐震基準への適合)
5.一定のバリアフリー改修工事
6.一定の省エネ改修工事
※国税庁「No.1216 増改築等をした場合(住宅借入金等特別控除)」
塗装工事においても上記の条件を満たしていれば、住宅ローン減税を受けることができますので、範囲の大きいリフォーム・リノベーションを行う際はぜひ、条件に当てはまるか確認してみましょう。
最後に:業者選択は慎重に行いましょう
いかがでしたでしょうか。外壁塗装の相場から見積書の見方と注意点、塗装面積の算出、そして工事費用を抑えるポイントなどをご紹介させていただきました。
こちらでご紹介した内容を踏まえて、これから見積もりを依頼する、またはもうすでに依頼しているといった場合に、見積書の見るポイントや注意点を参考にじっくりと確かめてみてください。
疑問や不安に感じるところがありましたら、遠慮せず業者さんに質問したり、聞きづらい場合は弊社のような専門業者にお気軽にご相談ください。
尚、弊社アイスム塗装は、ひとりでも多くの方に安心して満足いただける塗装工事を提供できるよう日々努めておりますので、ここでご紹介しきれていないことやもっと詳しい工事内容についてなどお気軽にお問い合わせください。
また、いつもで無料でご自宅の屋根・外壁の調査と点検を承っております。調査内容も記事でご紹介している正確な㎡数算出やお見積りでは、どなたでも分かりやすい内訳の記載、塗料の必要使用量などを遵守しております。
詳しい調査内容は下記ページをご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。