お住まいの屋根は何を使っていますか?屋根材の種類と特徴を紹介します
屋根は下から見上げても直接見ることができないため、これまでどのような材料で作られているかあまり気にすることがなかったかもしれません。年月が経ち、地震や大きな台風に見舞われると、そういえば我が家の屋根は重いタイプ?軽いタイプ?耐用年数は?と、だんだん気になってきますね。今回はよく使われている屋根の材料について紹介します。お住まいに関する資料と合わせてご確認いただき、メンテナンスや修繕時の事前情報にお役立てください。
大きく分類して4種類
屋根材を大きく分類すると次の4種類です。
- スレート
- 金属
- 瓦
- 屋上
本来屋上は屋根材ではありませんが、屋根ではなく屋上を採用している一戸建て住宅もあることから分類の1つに入れさせていただきました。それぞれについて特徴を紹介します。
スレート(耐用年数:約20年~)
板状の屋根材です。安価で軽量のため多くの一戸建て住宅で使われています。
一般的に広く使われているのは人工スレートです。人工スレートはセメントを繊維質材料で強化したものとなっています。塗りなおしまでの期間を長くとれるように、塗装の耐久性を高めた製品もあります。化粧スレート、コロニアルとも呼ばれます。一般的に使われていることから施工できる業者が多いことも特徴です。
人工スレート以外にも、天然スレートという屋根材もあります。天然の岩石を薄く加工した屋根材です。天然石ならではの素材感があるためデザイン性が高いのが特徴です。一方で、人工スレートに比べ高価で重くなります。
金属(耐用年数:トタン・約10年~、ガルバリウム鋼板・約30年~、銅・約60年~)
トタン、アルミ合金、銅、ガルバリウム鋼板などの金属の屋根材です。軽量のため建物にかかる負荷が少なく、勾配が緩い屋根にも葺くことが可能です。加工しやすく、複雑な形の屋根にも対応できます。
トタン屋根は鉄を亜鉛でメッキした金属板です。安価で軽量ではありますが、対応年数が短く断熱性・防音性が低いことなどから、近年では徐々に利用している住宅が減っています。屋根材としては最も安価となります。
アルミ合金は、金属屋根材の中では最も軽量となります。ガルバリウム鋼板と同等の耐久性を持ちとても優秀な屋根材です。しかし、高価であることと施工できる業者が多くないことから一戸建て住宅に採用されている軒数は少なくなっています。
銅は金属屋根材の中では最も耐用年数が長く、60年以上となります。神社仏閣など歴史のある建物に使用されていますが、一般住宅ではあまり見かけません。耐用年数が長く、傘下により被膜ができるため内部腐食が進まず塗装が不要であること、軽量であることから優れた屋根材といえますが、最も高額で工事できる職人もかなり限られます。
ガルバリウム鋼板は、鉄板を亜鉛、アルミニウムでメッキした屋根材です。金属屋根材の特徴である、軽量・耐久性を備え、スレート屋根材よりやや高額程度の費用で施工可能です。金属屋根材の中では最も人気が高く、様々なメーカーから新建材も発売されています。軽量であることから、既存屋根にかぶせて施工するカバー工法に用いることができます。
瓦(耐用年数:約50年~)
粘土を成型し焼いて作った屋根材です。釉をかけた陶器瓦(釉薬瓦)、焼きっぱなし陶器瓦などがあります。デザインは和風のものから洋風のものまであります。瓦のよいところは耐用年数が長いところ、屋根の補修時に再利用可能なところです。しかし屋根の総重量が重くなり、耐震性や災害時に不安を覚えることもあります。
瓦ぶきは古くから日本で使われてきた手法のため、湿度の高い気候に合っており、調湿できるという特徴を持ちます。現在では、瓦が重いというデメリットを軽減する軽量瓦も開発されているので、選択肢の一つとして考えていけるとよいでしょう。
屋上(耐用年数:約10年~)
屋根材ではありませんが、屋根の代わりに屋上を作っている一戸建て住宅もしばしばみられるようになりました。屋上の防水方法とそれぞれの耐用年数は次の通りです。
◆シート防水(ゴム・塩ビ)…耐用年数 10年~12年
◆ウレタン防水 …耐用年数 10年~12年
◆FRP防水 … 耐用年数8年~10年
◆アスファルト防水… 耐用年数15年~20年
屋根防水についてはこちらで施工方法など詳しくお伝えしています。
屋上防水の定期点検はいつがベスト?手遅れ前に業者に依頼すべき理由とは?
屋根材のまとめ
◆スレート
一般的に広く使われている屋根材。安価で軽量。耐用年数に合わせて再塗装の必要あり。(耐用年数:約20年~)
◆金属
トタン、アルミ合金、銅、ガルバリウム鋼板などの種類があり、それぞれ特徴がある。瓦に比べて軽量で加工しやすい。耐用年数や種類によって再塗装の必要がある。(耐用年数:トタン・約10年~、ガルバリウム鋼板・約30年~、銅・約60年~)
◆瓦
古くから利用されてきた屋根材。重量が重く耐用年数が長い。(耐用年数:約50年~)
◆屋上
屋根に比べて防水性能が失われる時期が早い屋上。防水切れする前に点検とメンテナンスをしていきたいところ。(耐用年数:約10年~)
まとめ:お住まいの屋根材を把握しておきましょう
紫外線を浴び風雨にさらされている屋根。気づかぬうちに劣化が進んでいることがあります。お住まいの屋根材について知っておくことで、強度やメンテナンスのタイミングなど適切に考えることができますね。何か不具合があった際にも、屋根材の特徴をつかんでおくことで業者とのやり取りがスムーズになることでしょう。
私たちアイスム塗装(i-sumu)は、お住まいのリフォームや外装塗装、住宅診断、耐震診断を行っております。災害に強い家作り、健康的で住み心地のよい家作りと中心に考えながら、お客様の目指す暮らしに合った提案をさせていただきます。住宅調査の専門家による無料点検も行っております。お悩みやご相談ごとなどもお気軽にお問合せください。