外壁を天然木にしたい方、ウイルウォール(WILL WALL)はいかがでしょう?
天然木材の家って素敵ですよね。木目調ではなく、天然木。年月を経ることで味わいが増します。天然木材の外壁は各種ありますが、今回ご紹介するウイルウォールは日本初の木製外壁準耐火構造認定を取得した防火木材サイディングパネルです。
燃え移さない、燃え広がらない
ウイルウォールは「準防火構造」「防火構造」「準耐火構造45分」「準耐火構造60分」の国土交通省認定を受けています。木材という可燃性があるものでありながら、熱や炎を遮り、燃え広がりを防ぐことができます。
平成30年版 消防白書によると、平成29年中の出火件数のうち、放火及び放火の疑いが全体に占める割合は約15%。単体の原因では、放火はタバコの不始末に次ぐ2位になっています(放火の疑いは5位)。
放火や近隣からの出火に巻き込まれない、木だからと言って侮るなかれ!ということですね。
100%天然木材
湿度が高く雨が多い日本では、木材というと、数年でカビてしまったり腐ってしまったりするイメージがあるのではないでしょうか?
実は、木材という材料は、全体が常に空気にさらされていると腐りにくいということです。カビや腐朽はそれぞれ、カビ菌、腐朽菌によるものです。それらが繁殖しにくい条件では、それぞれを防ぐことができるのです。
そのためには、風通しが良いこと、菌が繁殖しにくい成分を有する木材であることがポイントとなります。
ウイルウォールは木の裏側に不燃板を張る(裏あて)なしで各種防火構造認定を取得しています。また、通気胴縁を用いた通気工法を採用することで、「常に木の裏表が流れる空気に触れている状況」にしているのです。
また、木材はそれ自体が断熱性に優れています。夏の強い日差しによる熱を室内に伝えず、柔らかく受け流します。
長い寿命、年月をかけた味わい
日本には伝統的に、長く使い込むことで美しさ増すものを尊く思う感性があります。茶道の先生が大切にしている茶杓は、お点前のたびに絹の袱紗で拭われるので、艶も色も新品にはない趣がでています。
そのように、ウイルウォールも年月が経つことにより、新築時とは異なる風合いに変化していきます。ナチュラルベージュからシルバーグレーへと、徐々に変化していく外観を楽しむことができますね。
塗装に関しては、無塗装のまま、塗装から塗り替え、塗装後塗り替えずに退色を楽しむ、など、選択肢があります。
しかし、寿命が長いからと言って何もしなくてもよいということではありません。他の外壁と同様にメンテナンスが必要です。他のサイディング外壁であればコーキングのやせに対応する時期が来るように、ウイルウォールもワレなどの不具合が出た場合は補修が必要です。このメンテナンスの際、施法方法が単純なものであることと部分補修が可能であるため、メンテナンスのしやすさをメリットととらえることもできるでしょう。
長く住み続ける時代に
いかがでしたでしょうか?
本物の木のサイディングを紹介しました。天然木、憧れていたけれど、なんか大変そうというイメージがザックリありましたが、詳しく知っていくとワクワク感の方が勝ってきますね。
私たちi-sumu(アイスム)設計は、お住まいのリフォームや外壁塗装を行っております。専門家によるお住まいの無料点検も行っています。お悩みやご相談ごとなどもお気軽にご相談ください。