ガルバリウム銅板の屋根で実現できた耐久性30年?!の長持ち&高コスパ屋根リフォーム!
現場スタッフによる、これから屋根リフォームをお考えの方に、長持ち&高コストパフォーマンスの「ガルバリウム鋼板」をもっと多くの方に知って欲しいという思いから、実際の屋根材選びで役立つ知識を10分で読めるブログでお教えします!
耐久性20年~30年のガルバリウム鋼板屋根!
ガルバリウム鋼板は近年屋根材にも外壁材にもよく使われるようになっています。人気の理由はいくつかありますが、一番は20年~30年という長い耐久年数です。こちらも非常に人気のあるスレート屋根ですが、耐久年数は10年~20年となるので、ガルバリウム鋼板は約10年も長持ちするということになります。これから屋根のリフォームを考えている方に、ぜひおすすめの屋根材です。
なぜ、そんなに長持ちするのか?
ガルバリウム鋼板とは鉄がベースの合金の板で、そこにアルミニウム55%、亜鉛43.4%、ケイ素(シリコン)1.6%で構成された錆びにくいメッキが塗られた銅板です。このメッキによる錆びにくさと金属素材の高い耐熱性により長持ちを実現しています。
さらに、とても軽い素材で厚さは約0.35mmと非常に薄く、重さは約和瓦の約1/10、スレート瓦の約1/3です。そのため、耐震性にも優れているという特徴もあります。重い屋根は地震が発生した場合、その重さゆえに建物を潰して倒壊させてしまう危険性があります。それに対してガルバリウム鋼板はとても軽量なため、地震などの揺れが起きた際、建物への負担が抑えられ、倒壊などの危険性が低減されます。
加えて、デザイン性が高いという特徴もあります。銅板というすっきとした見た目と塗装による色付けでさまざまな表情を作り出すことができます。また、加工性にも優れており、複雑な形状に折り曲げることができデザイン性も幅広くお好みのデザインと色味を合わせて、意匠性の高い屋根にすることも可能です。
以上のことから屋根のリフォームをお考えの方にガルバリウム鋼板屋根をご検討のひとつとしておすすめしています。
リフォーム方法・費用目安・メンテナンス
リフォームの方法はいくつかあります。アイスム塗装では既存屋根の状態や仕様などに応じた施工法をご提案しております。
既存屋根の上から重ね葺きする「カバー工法」
既存の屋根がスレートやガルバリウム鋼板と同じような金属屋根で、激しい劣化(雨漏りがしている・ひどく破損しているなど)でない場合は上から重ね葺きする「カバー工法」をおすすめしております。ガルバリウム鋼板の屋根は先に述べたようにとても薄く軽量なため、既存の屋根の上から重ねても負担が大きくなりぎないためカバー工法に向いています。さらに後にご説明する「葺き替え」よりも費用が抑えられ、工事期間を比較的短く済ませることができます。
さらにアスベストの入ったスレート屋根のお家にはカバー工法がおすすめです。なぜなら、アスベストを撤去するには多額の費用がかかります。アスベストの飛散を防ぐ費用やアスベスト自体を処分する費用などです。カバー工法であれば、アスベスト屋根を撤去することなく、その上から重ねることで飛散を防ぐことができ、費用を抑えることができます。
既存屋根を撤去してやり直す「葺き替え」
既存の屋根がひどく劣化し、破損や雨漏りがしている場合や和瓦など重い素材の屋根で耐震性が心配な場合などは、既存の屋根をすべて撤去しやり直す「葺き替え」がおすすめです。既存屋根の上から重ねるカバー工法と異なり、屋根すべてを葺き替えるため、屋根材はもちろん、野地板の補修や防水紙なども張り直すため、新築同様の仕上がりになります。ただし、費用は撤去した屋根材の処理や下地補修工事なども発生するため、カバー工法よりも多くかかることになります。
屋根リフォーム費用の目安
ガルバリウム鋼板による屋根リフォーム工事の費用目安は、約30坪の建物とした場合、カバー工法で60万円〜90万円、葺き替えでは80万円〜120万円程度となります。劣化や破損がひどくなると「葺き替え」になる可能性が高くなりますので、「カバー工法」でリフォームできる範囲で抑えられるよう定期的な点検をおすすめします。アイスム塗装は常時、無料で屋根・外壁の無料点検を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス
もしかしたら、「ガルバリウム鋼板はメンテナンスフリー」という記事や話を聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれません。確かに高耐久ではありますが、決してメンテナンスフリー・不要ではありません。どんな素材でも経年や外部的要因による劣化は防ぐことはできません。ガルバリウム鋼板の屋根も他の素材同様に定期的な点検やお手入れなどが必要となります。ご自身でできるお手入れ方法としては、水洗いがあります。3か月~1年に1一度、水をかけて泥などの汚れを落としましょう。ただし、屋根となると難しく危険ですので、無理せずできる範囲にしましょう。気になる場合は弊社のようなリフォーム業者などにご相談ください。また、5年~10年に一度は業者による点検をおすすめします。早期発見・早期治療が長期的にみて、メンテナンス費用を抑えることに繋がります。
※高圧洗浄はおやめください。屋根材を傷つけることがあります。
塗装リフォーム
塗料の耐久性にもよりますが、10~15年に一度は塗装リフォームを行いましょう。ガルバリウム鋼板が長持ちしても、塗膜は10年~20年で劣化し剥がれてしまうこともあります。そうするとガルバリウム鋼板が剥き出しの状態になってしまい、劣化の原因になります。ガルバリウム鋼板を長持ちさせるため、10~15年に一度の塗装メンテナンスをおすすめします。
施工業者には注意しましょう!
ガルバリウム鋼板の施工には高い技術が必要となります。ガルバリウム鋼板の施工を行う業者選びは慎重に行いましょう。塗装の場合、ガルバリウム鋼板の表面は色が付着しくいため、経験と技術が求められます。業者に依頼するときは、これまでにガルバリウム鋼板の塗装実績があるのかを必ず確認して、実際に施工したお家の事例を見せてもらいましょう。
最後にガルバリウム銅板のメリット・デメリット
最後にガルバリウム銅板のメリットとデメリットをまとめさせていただきます。
ガルバリウム銅板のメリット
1、メッキ加工により錆びにくい:
防錆性のあるメッキが塗らてれいるため、錆びにくい。
2、デザイン性・加工性に優れている:
見た目のすっきりさやカラーバリエーション、折り曲げたりできる加工性に優れている。
3、軽量素材で耐震性が高い:
厚さ約0.4mm、重さはスレート瓦の約1/3で軽量なため、建物の負担が低く耐震性に優れている。
4、耐久年数20年~30年の高耐久:
定期的な水洗いなどの手入れや塗装メンテナンスにより、長持ちの耐久性を持つ。
ガルバリウム銅板のデメリット
1、断熱性が弱い:
金属かつ薄い素材のため、熱伝導率が高く断熱性が低い。
2、遮音性が低く、雨の音などが響きやすい:
素材が薄いため、雨音や鳥の足音などの振動が伝わりやすい。
3、湿気が逃げにくく結露しやすい:
ガルバリウム銅板の場合、隙間なく敷き詰める施工を施すため、湿気が逃げにくく結露しやすい。
4、海などの潮風に弱い:
海の近くの潮風が吹く家や、高温多湿な環境では白い斑点のような「白サビ」が発生することがある。
断熱性と遮音性対策!
ガルバリウム銅板は薄さと軽量の特徴がゆえに断熱性と遮音性が弱いというデメリットがあります。ですが、この2つのデメリットを回避する方法があります。
それは、断熱材とセットで施工することです。さらに音を吸収する吸収材を併用することで遮音性も高めることができます。最近では、屋根をガルバリウム銅板にリフォームする時は、既存屋根の断熱性や遮音性を考慮して、断熱材や吸収材を一緒に施工することが一般的になってきています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。以上がガルバリウム鋼板の特徴やデメリットになります。ご自宅の屋根リフォームの際にぜひ、ガルバリウム鋼板を選択のうちのひとつに入れてみてはいかがでしょうか。
ガルバリウム鋼板以外にもお家の状態や建物のデザイン、機能性や素材の雰囲気や味わいなど、さまざまな条件に応じた屋根材がたくさんあります。
アイスム塗装ではお客様のご予算やご希望に合わせ、事前の現場調査に基づいた多角的なご提案を差し上げます。屋根リフォームは大きな金額となります。皆様のリフォーム後の生活を快適で豊かにするためにも慎重に業者選択を行いましょう。
相見積もりは3社取ることをおすすめします。屋根リフォームをご検討でしたら、ぜひ、弊社アイスム塗装の無料屋根調査・点検をご利用ください。詳しい現在のお家の状態を分かりやすく映像と写真でご報告いたします。いつでもお気軽にご相談・お問い合わせください。