外壁塗装の臭いが不安!臭いの正体と日常生活での対処法をご紹介!
外壁塗装の工事で気になるのが、塗料の「臭い」です。色決めやデザイン決めに集中して、ついつい実際の工事になった時の選んだ塗料の「臭い」について忘れがちに。今回のは塗装工事が始まると気になる「臭い」の正体と日常生活での影響、そして対策法についてご紹介します。
塗装工事の臭いの正体は?
油性塗料と水性塗料
まず、塗料には油性塗料と水性塗料の2種類があります。臭いが特に気になるのは「油性塗料」です。
なぜなら、油性塗料は塗料の成分のひとつである樹脂を溶かし、塗装できるよう液状にする役割を担う「溶剤」を使用します。この溶剤に有機溶剤(シンナー)を使用します。
このシンナーを使用することで、独特な鼻をつくような臭いが発生します。
中にはこの臭いによって、体調を崩したり、頭痛になってしまう方もいらっしゃいます。そのため、体の弱い方や赤ちゃん、ご高齢の方など、特にシンナーの臭いを避けた方が良い方がご家族にいらっしゃたら、施工業者と相談してみましょう。
妊娠中の場合は、母親が吸ってしまったシンナーが赤ちゃんに伝わってしまうこともあります。できる限り吸わないように注意が必要です。吸い続けると、つわりが酷くなることも。
一方、水性塗料は溶剤にシンナーではなく水を使うため油性塗料ほど臭いは気になりません。
ただし、決して全く影響ないわけではありません。敏感な方によっては頭痛などの症状が出る方もいらっしゃいます。
油性塗料と水性塗料の違い
塗料の性能においては、油性塗料は塗料の密着性が高い、乾燥時の環境の影響(雨など)を受けにくく、施工しやすいというメリットがあります。価格は種類によりますが、水性塗料より高くなります。
水性塗料は油性塗料に比べて臭いがきにならないことが大きなメリットです。特に室内に臭いがこもりやすいお家では、水性塗料をおすすめします。さらに価格面でも油性塗料に比べて、安くなります。ただし、油性塗料に比べると塗料の密着性が低く、環境に影響されるところがあります。
以上のことから、塗料の性能とご自身およびご家族の健康状態などを考慮して、業者と相談して使用する塗料を決めましょう。
日常生活での影響は?何日続くの?
外壁塗装はおよそ2週間から長くて3週間ほどかかります。塗料の臭いは、塗料が完璧に乾くまで続きますが、特に強い臭いがするのは約3日間です。
これは塗装工事の工程である「下塗り」「中塗り」「上塗り」という3度塗りの工程があり、その中の「中塗り」から乾燥するまでの3日間が1番強い臭いが発生する期間となるからです。
この期間以外も臭いはしますが、特に上記の3日間が強い臭いとなります。
この乾燥時間は塗料の性能を最大限発揮させるためにとても重要な時間。
この時間を短くしてしまうと、後に塗料が剥がれてしまったり、望んでいた性能が発揮されなかったりすることがあります。ですので、臭いが強い期間ではありますが、無理に短縮させることが難しい期間でもあります。
ご自身でできる臭い対策法
臭い対策のマスクをする
最近では、日常的にマスクをするようになりましたが、ご自宅でも工事期間中マスクをするようにしましょう。最近では、活性炭入りや消臭成分入りのマスクなど様々なマスクが増えています。従来のマスクよりも軽減されるかもしれません。
さらに気になる方は「防毒マスク」をおすすめします。終日の着用は難しいですが、施工状況を直に確認したいなど、直接塗装現場を確認するときなどに活用するとよいです。
工事期間中はで別の場所で過ごす
特に臭いが気になる方やお体の調子が悪い方、妊娠中や赤ちゃんがいる方などは、工事期間中、別の場所で過ごすという選択もあります。例えば、近くにご実家があれば、一時的にそちらに住まわせてもらったり、またはウイークリーマンションなどある程度長い期間宿泊できる施設に泊まったりなど。
臭いのみならず、健康を考慮して無理に我慢するのではなく、思い切って別の場所で一時的に過ごすのも良いです。臭いによるストレスや体調不良の心配や不安からも解放できます。
臭いが少ないF☆☆☆☆の塗料を選ぶ
F☆☆☆☆はエフフォースターと呼びます。これはJIS(日本工業規格)、JAS(日本農林規格)で臭いの元となる、ホルムアルデヒトの発散量により等級が定められています。この発散量が最も少ないものが「F☆☆☆☆」となります。☆4つレベルは「室内でも制限なく使える」という最高ランクになります。
塗装中も換気ができる養生にしてもらう
日常生活において、窓を開けて、空気の入り換えをしたいと思っても、養生のために窓が開けられないことがあります。こういった場合でも工事中に換気ができるよう養生を工夫してもらうこともできます。
私たちアイスム塗装では、必要に応じて、工程に合わせて窓などが開け閉めができるよう工夫させていただきます。住んでる方にとって出来る限りご不便をかけないようにご協力いたしますので、ご遠慮なくお声かけください。
ご近所さんへの臭いの影響は?
ご近所様への臭いの影響は稀にクレームとなることもありますが、ほとんど場合、塗料の臭いは気になることはありません。
なぜなら、施工現場のお家は全体を大きなメッシュシートで覆うため、ご近隣へのお家へ臭いが届く可能性は低いからです。
ですが、立地条件によっては全く届かない訳ということでもないので、ご近所様が臭いにより不快に感じたり、健康を害したと話してきたりすることもあります。
そういったことを事前にできるだけ防ぐ為に、アイスム塗装では、工事前、工事中、さらに工事完了後にご近隣のお家へ工事内容の説明を兼ねて、ご挨拶をさせていただいております。
お施主様もご近所様も気持ちよく工事期間を過ごしていただけるよう、取り組んでおります。
塗料の臭いと性能を考慮して業者さんと相談しましょう
いかがでしょうか。このように塗装工事では、ご希望を叶えるために色決めやデザイン、性能、耐久性のみならず、実際に工事が始まってからの「臭い」も考慮して、塗装プランを決める必要があります。
また、臭いに関しては個人差があります。決して、臭いの強い塗料を使ったからと言って、日常生活に支障がでるとは限りません。ですが、無理に我慢することはおすすめしませんので、業者さんと相談して、臭いが少ない水性塗料やF☆☆☆☆の塗料などをご検討することも良いかと思います。
アイスム塗装では、お客様が日常を無理なく過ごせるよう、養生の配慮や塗装プランの提案内容など、できる限り柔軟に対応させていただきます。
どんな些細なことでも構いませんので、気になることや心配なことなど、いつもお気軽にご相談ください。
お問い合わせは下記フォーム、まはたお電話フリーダイヤル「0120-2525-35」まで。