安かろう悪かろうにならないために!外壁塗装の塗料選びポイント5選
外壁塗装お考えの方必見!「塗料って何がいいんだろう」を解決します。どんな塗料が良いの?に対して、5つの基準でもう迷いません!
塗料の種類と耐用年数、平均単価表
塗料の特徴を表にまとめました。
耐久年数を見よう
大体このように安いものから値段が張るものまでをご紹介しました。
一般的にアクリル、ウレタンは耐久年数が低く、今はあまり使われていません。
シリコン塗料、フッ素塗料、ムキ塗料は耐用年数も長く、長持ち外壁塗装にオススメです。
価格
価格の表にもあるように耐久年数で値段も変わってきます。
ポイントは、価格が安いものは、長い目で見ると決してお得ではないということです。
価格が安い≒耐久年数が短い。そこで費用をランニングコストに直すと、意外と高くなってしまうことが多いのです。
それに対して耐久年数が長いものは、イニシャルコストは多くかかりますが、同様にランニングコストに直していくと、思ったよりコストパフォーマンスが高いこともしばしば。
10年の性能で100万円なら、100÷10で、1年10万円。
20年の性能で150万円だと、150÷20で、1年7.5万円。というわけです。
費用が安いということは、必ずしも「お得」というわけではないのです。
将来的に考えると耐久年数が長いほうがお得かも知れませんよ。
機能性塗料も検討しよう
住んでいる地域や立地によってお悩みはバラバラ。
汚れが気になる人もいれば、コケやカビが多い人、とにかく長持ちなど……。
その時に機能性塗料を取り入れることでお悩み解決につながることもあります!
低汚染性
低汚染性は外壁や屋根に汚れが付きにくい効果を指します。
低汚染性の塗料はは親水性に優れていたり、光触媒という物質を含んだ塗料があります。
具体的には、雨が降って外壁や屋根の塗膜に触れたとき、水玉や水滴にならずに、外壁に薄く広がってくれて、雨染みを作らないことに加え、雨と一緒に汚れを洗い流してくれる効果まで期待できます。
光触媒の機能は、太陽の光が当たることで塗膜が化学反応をおこし、汚れを分解してくれる特殊な物質を生成します。
塗料に太陽の光が当たることで効果が発揮され、分解された汚れは、雨水などきれいに洗い流されてくれるのです。
防カビ・防藻・防苔性
外壁に日が当たりにくい箇所があって、湿度が高くジメジメしている場合は、カビやコケ、藻が発生しやすくなります。
カビや藻、コケは見た目が悪くなるだけでなく、塗膜の下に入って塗料を剥がしてしまったり、雨が降った際にずっと湿った状態にしてしまったりと、良いことがありません。
市販のもので掃除をしても、なかなか取れないことも多いです。そんな時は、カビや苔、藻を防止してくれると塗料を選ぶことをお勧めします。
遮熱性
遮熱という言葉の意味は「熱を遮り跳ね返す」ことを指します。
夏の暑い太陽光を反射することで、過ごしづらい家の中の高温を和らげてくれます。
遮熱塗料を使用することで、家の中の温度差は2~3℃変わると言われています。
エアコンを1~2℃下げると大分涼しさが変わりますよね?夏の暑さにはその2~3℃が涼しく感じる大きな差になるのです。
断熱性
断熱は「熱を断ち通さない」という意味です。
熱に対策して家を涼しくするという点では遮熱と同じですが、熱の反射で跳ね返すのではなく、熱を伝わりにくくするのが断熱。
そのため、暑さ対策をメインに考えるのであれば、断熱塗料と遮熱塗料は価格で決めても良いと思います。
一方、夏だけでなく冬の寒さ対策まで考えると、断熱塗料に軍配が上がります。
熱が伝わりにくいという事は、室内の熱を外に逃がさないということ。
外気の熱を中に入れず、内気の熱は外に逃がさない。一年中快適!を目指すのであれば、断熱塗料の方が上でしょう。
耐候性
「耐候性」は雨風、太陽光や気温の変化など様々な天候からお家尾を守る機能のこと。
最近では猛暑やゲリラ豪雨、積雪など異常気象と呼べる天候も多くなっています。
そんな中、耐候性に優れた塗料を使うことで、塗料が自然から受ける影響に強くなりお家を長持ちさせる事ができるようになります。
このようにたくさんの機能性塗料があります。お家の悩みにあった塗料もきっと見つかるはずです!
大体の色とツヤ有・無を決めておく
塗料の持ちもとても大切ですが、やはり見た目も重要です。
仕上がりの希望によって選ぶ塗料も変わります。
マットな仕上がりにしたかったのにツヤがきれいな塗料を選んでいた!なんてことになっては大変!
ツヤ有しかない塗料もあるので、塗料の特徴もしっかりと確認しておきましょう。
色もそうですが仕上がりのイメージを大まかに決めておくことでスムーズに塗料選びができます。
具体的に希望を伝えることで塗装業者さんもより希望に沿った塗料をお勧めしやすくなりますよ。
塗料メーカーを知る
有名な塗料メーカーをまとめてみました。
■エスケー化研
【代表塗料】SKプレミアムシリコン
日本の3本の指に入る塗料メーカー。一般販売の商品より建築会社向けの商品が多いので、塗装を本格的に考えるまでは知らない方人も多い印象です。
SKプレミアムシリコンは、塗膜の劣化原因物質ラジカルを抑制させる効果がある「ラジカル塗料」です。耐候性・防汚性・作業性に優れた15年長持ちシリコン塗料です!
■日本ペイント
【代表塗料】パーフェクトシリーズ
日本ペイントは名前の通り、まさにNo.1の塗料メーカー。DIYで使ったことがある人も多いはず。
そんな日本ペイントの代表はパーフェクトシリーズ。
中でもニッペパーフェクトセラミックトップGは、パーフェクトトップのラジカル制御とセラミックハイブリッド技術を融合させたものです。
フッ素塗料とラジカル制御技術で、これまでの常識を超える超高耐久性と低汚染性を兼ね備えています!
■関西ペイント
【代表塗料】アレスダイナミックトップ
関西ペイントは日本ペイントに次ぐ大手メーカー。カンペパピオの名前でホームセンターでも見かけます。
アレスダイナミックトップは、樹脂性能を最大限引き出したラジカル制御塗料。強化剤仕様により、湿潤面や高湿度の環境でも施工可能なのが特徴です!
■日進産業
【代表塗料】ガイナ
日進産業は、イッテQなど人気テレビ番組などでも紹介されている「ガイナ」が有名なメーカーです。
ガイナは、ロケットのJAXAとのライセンス契約により、ロケット技術で使われている塗料の技術を使用することが出来、大気圏突入時の優れた断熱技術を応用した、超断熱塗料です。
特殊セラミック層で中空ビーズを生成することで、断熱・遮熱・防音・空気改善・など、断熱性能だけでない様々な効果を発揮できる、多機能塗料です。
エスケー化研、日本ペイント、関西ペイントはブランド力重視の方にオススメです。大手メーカーですから、多くの実績、手厚い対応、確実な技術があるので間違いないでしょう。
一方、大手メーカーは、一つの機能に尖がった最新塗料はなかなか出てこないこともあります。
特殊な塗料に興味がある方は、日進産業をはじめとする、最新技術を開発していくメーカーも、視野に入れていくと、塗料の選択肢が一気に広がります。
ただ、最新塗料は得てして高級塗料なので、予算と相談しながら決める必要もあります。
まとめ
①耐久年数 ②予算 ③機能性 ④仕上がり ⑤メーカー が塗料選びのポイントです。
この5つのポイントを踏まえたうえで、実際に使う塗料を絞っていきましょう。
そうは言っても塗料選びは難しいものです。
良いと思った塗料も外壁の種類や状態によっては適さない事もしばしば。
そもそも判断が難しい…
そんなときはプロに相談することをお勧めします。
私たちアイスム塗装ではお家の点検を行い、お家の状況やお客様の計画、予算、希望にあった塗料を提案いたします。
私たちは〇〇メーカーだけなので…..とか全てオリジナル塗料なので…..といったことはありません。
見積り内で比較しやすく、他社様と比べ易く、そして何より価格も安く!
アイスムでは経験豊富な診断士による塗料のお問い合せやご相談にお答えします。
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