外壁を直したいが安心な塗装屋さんが分からない?!知っておきたい5つのポイント(職人編)
安心出来る塗装屋さんはの職人の資格にあり?
皆様はご存知でしょうか?塗装工事にも国家資格があるのです。
それは、1級塗装技能士や2級塗装技能士という資格。
“建築士”という資格は聞き慣れていると思いますが、塗装にも資格があるのです。
試験内容は、塗装の基本知識から施工技術、吹付けやスタッコという塗料での模様付け、塗料の色の調合などから構成されている、技術と知識を求められる内容です。
私も現場で様々な塗装屋さんをみてきましたが、やっぱり資格を持っていないよりも、持っている親方のほうが安心感がありますね。そうなんです、安心感です。
どういう事かとご説明します。
まず、資格を持っていても、ご近所さんへの配慮などを含め、必ず満足出来る塗装工事になるかとは、必ずしも一致しないことは多いです。
なので、資格のみを重視すれば良いかというと、注意が必要です。
もちろん、試験に合格しているということは、一定レベルの施工品質を持っているということなので、
その塗装屋さんの技術レベルが一定以上がどうかを判断するポイントには十分なりますので、一般の方でも、分かりやすい目安にすることは良い事です。
さて、それでは一級塗装技能士という資格を保有していないと信頼出来ないか?
ということについてですが、それもそうではありません。
まずは、そのチームリーダーや職長、親方、社長さんが塗装についての知識を持っていて、日頃から職人教育に熱心であればそのチームの施工技術レベルは安心です。
やはり大切なことは、日頃の「教育」、新しい塗料が出てきたときの情報収集や勉強をしっかり行っているか、ということなのですね。
現場ムラ・職人ムラを無くすための努力
塗装屋さんといえども、人の子です。
そのため、どうしてもその日の調子ムラというものは出てきてしまいます。
そんな中、現場品質を一定以上に確保していくためには、「塗装屋さん」「ペンキ塗り」レベルから、「塗装業」「建築業」として、品質向上を実現させる体制づくりが大切になってくるのです。
だとしたら、その体制づくりをきちんと行えているのか?見抜きたいですよね。
そこで、一般の皆様がお見積りをするときには、下記の5つのチェックポイントを聞いてみるという事が大切です!
その1
第1のチェックポイントは、礼儀・マナーは大丈夫か?
そんなこと?と思いますがとても大切なのです。
親方は勇ましくて、頑固者で、ちょっと言葉遣いが乱暴で、、なんてのは一昔前の話です。
礼節・マナーは、すべての仕事の基本です。
お見積りや施工方法などで聞きたい事があっても、怖い雰囲気を持っているような職人さんでは、聞きにくいですよね?(つまり、やり過ごされてしまう)
特に最近は、車の停め方や高圧洗浄を行うときのご近所さまへの配慮はとても大切になってきています。
そのため、お見積りする時に塗装屋さんや業者さんの礼儀やマナーが不足している場合は、その後の進行や工事も気分で進めていく可能性もありますから、第1の大事なチェックポイントなのです。
その2
第2のチェックポイントは、養生をしっかり丁寧にやってくれるか?
養生とは、塗料の飛び散りがあっても周囲を汚さないようにしていくビニール保護のこと。
これは、足場のメッシュシートとは違い、主に窓(サッシ)や玄関、インターホンなどにしていくものです。
さて、この養生ですが、私たちから見るとこの養生というものはやる気のバロメーターのようなものです。
できれば汚い養生や不良養生の写真をお見せしたいのですが、私たちのチームではそのようなことをやっていないので写真素材が無いのです、、、
そこで一般の方は散歩などの時にいろいろな塗装現場の養生を見てみるという事が大切なのです。(お見積り時には、施工中の写真を見せて、と言えばOKです)
ポイントは、汚くないこと!です。
ものすごくきれい過ぎる養生は、私個人的にはやりすぎなのであまり好きではありません。。。
正直に申し上げて、養生は塗料の飛び散り対策ですので、時間を掛けるのは本職の「塗り」であってほしいのです。その為、ポイントは汚くない事で大丈夫。
私たち一般の塗装工事は10年に1回の大仕事ですが、塗装屋さんは毎日施工を行っています。
その為、毎日養生をしては剥がしての繰り返しですので、「心意気」や「施工標準値」というのが、どうしても養生に出てきます。
普通に考えると、塗装は施工後の写真を見たくなりますが、やはり大切なのはプロセス。
第2のチェックポイントの“養生”は玄人目線ですが、大切なのです。
その3
第3のチェックポイントは、施主様への進捗報告が適切に行われているか?
お見積りの時は一生懸命話し合い、現場が始まったらもう蚊帳の外、というわけには行きません。
約束どおりの下塗り、中塗り、上塗りなどをしてくれているか?の報告が大切です。
資格を取得するのは考査に合格すること。子供に誇れる仕事をし続けることは、毎日の積み重ね。という事になるのです。
きちんと下塗りがされているかを確かめるのは、仕上がってしまってからでは遅いのです。
だからこそ、屋根の塗替えや外壁塗装については、特にお客様への連絡というのが欠かせません。
私たちi-sumu塗装では、毎日の施工についてお客さまへの報告を記録で行うことで、しっかり下塗り、しっかり中塗り、しっかり上塗りで高品質を当たり前に出来る環境を整えております。
その4
第4のチェックポイントは、施工前、施工後に写真で記録を残してくれるか?
第3のポイントの延長線上にあるかと思いますが、口頭・文章だけではなく写真で残すという事が大切です。
残念なお話ですが、やはりどんな仕事でも襟を正す事は大切です。
気分ムラや施工ムラを無くす為に、私たちは施工前・施工後の写真(記録)で残し、お客さまにお渡しする事を全現場行っております。
塗り替え工事の施工写真の効用については、
- 施工職人自ら襟を正す事が出来る
- 施工中の記録が残り、万が一があっても安心
- 子供世代に家を受け渡す時、家の売却時にも活躍
- 施工前後の記録を残す事で、お客様も喜び、職人自信も次の現場への活力へつながる
記録を残す理由、結構あるんです。
有資格者であってほしいことは一番ですが、このような施工中の記録を取ってくれるのか、くれないか、、、も同じくらい?大切だと考えています。
その5
第5のチェックポイントは、アフターメンテナンスに来てくれるか?
口頭での約束してくれる塗装屋さんは多いと聞きますが、やはり大切なのはムラを起こさないように体制が整っているかどうかという事。
どうしても仕事ですから、契約するまでは一生懸命で、アフターがおざなりになってしまいやすいものです。
だからこそ、個人店の塗装屋さんでも奥様や事務員さんが、施工後に定期連絡をしてくれるなどの体制があるかはチェックしたいポイントなのです。
業界用語の中にある「やっつけ〇〇」。塗替えや塗装工事であれば「やっつけ塗装」とでもなるのでしょうか。
やっつけでは長く持ちませんし、施工後に堂々とお家の前を通れません。
アフター対応という言葉は、「保証」という感覚でとらえますが、今回行う“施工品質”にも直結しているんだという事をお知りおき頂ければ幸いです。
どの塗装屋さんが安心か分からない!?まとめ
いかがでしたでしょうか?
確かに資格保持は大切なのですが、それだけで工事が成功になるというわけでもなさそうだと、おわかりいただけたでしょうか。
この5つのチェックポイントを満たす事ができれば、屋根工事も外壁塗り替えも安心です。
ご近所で施工を行っていた塗装屋さんに一緒にお願いしようかしら?と思った時には、ぜひこの5つのポイントを聞いてみて下さいね。
また、私たちi-sumu塗装では、「このお見積書あってる?」などのチェックをご希望されるお問い合わせが多いので、塗装屋さんのお見積りも無料でチェックしております。
少し不安であったり、躊躇してしまうことには、何かの原因があるからではないでしょうか。10年に1回の外壁メンテナンスを満足させる為、お気軽にお問い合わせください。
~追伸~ 職人さんって怖い人が多いの?
先日のセミナーで(私、セミナーの講師をしています)「塗装屋(職人)さんってやっぱり怖い人いますか?」とご質問を頂きました。
確かに世の中には見た目が怖そうな職人さんはいますよね、、、うん、色んな人がいます。それは職人だけではなく、様々な業界同じだとも思います。
でも私たち、i-sumu設計の職人会は、そのような人たちはいません。
なぜなら、私たち検査員や監督が安心できる職人かどうかなどチェックしているからです。
職人さんって、寒くても暑くても頑張ってやり抜く人たちですので、手はゴツゴツしているし、どうしても強面(こわもて)という感じは拭えないと思います。
それでも、私たちi-sumu設計メンバーは、各親方を尊敬し、そして感謝をしています。
なぜなら私たちには親方の様な手先の器用さも丈夫な体も持っていないからです。
皆が力を合わせて、私たちを選んでいただけたお客様に一生懸命の技術でお返しする。
i-sumu職人会には一生懸命な親方で構成されている職人会なのです。
最近、施工後に沢山のアンケート、そしてご友人や親戚のご紹介を頂ける機会が増えています。
ご紹介は私たちにとっても、親方にとっても、とても嬉しい評価書なので、みんなで喜びます。
これからも素晴らしい塗装親方チーム、
各職種部の親方と共に地域密着の愛が住む街づくりに貢献していきます!